FC2ブログ

cafe VALENCIA hayama

葉山の隠れ家的カフェ「バレンシア」自家製シフォンケーキをお召し上がりください

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

白露


二十四節季白露(はくろ)、秋の季語。
この頃から、秋の気配が濃くなると言う。
今年の夏は、祭りから遠退いていた。
地元下山口の神明社、お隣一色の森山神社、いずれも慌ただしさに行きそびれた。
今宵、葉山の総鎮守森戸神社の祭りに間に合った。
壮麗な御輿、拍子の取れた勇ましい声。
光輝く御輿が、揺さ振られ目の前を練り歩く。



目の前を過ぎる担ぎ手の中に、マドンナを見た。
額から汗を滴らせ、纏めた髪を鉢巻きで締め。
虚ろな目、拍子に合わせ上下する肩、健気に掛け声を上げる。
一際高い背丈、面長にすっと通った鼻筋、切れ長の目、嫌でも目立つ。
目と目が合った一瞬、虚ろな表情は照れ隠しの笑顔になった。
葉山の親元を離れ、親元に戻った選択。
自ら決めた彼との別れ、遠距離通勤にも耐えた。
でもそれ以上に、葉山はマドンナに元気を与え連れ戻した。
怠惰でひ弱に見えた美貌、御輿は壮絶な逞しさに変貌させた。
掛け声が雲籠もり、明かりはおぼろげに霞む。
空の漆黒は、地上の明るさも騒ぎも飲み込んで昇華した。
明日、暑さが残る葉山の町をつんと気取ったマドンナが行く。
きっと、切れ長のウィンクで『したたかでしょ!』

| 未分類 | 00:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。